イナプリ 応用物理 04

物体にはたらく力

力の表し方(矢印の描き方)

  • 作用点 … 力がはたらいている点
  • 大きさ … 矢印の長さで表す 単位は ニュートン〔N〕
  • 向き … 矢印の向きで表す

物体にはたらく力の見つけ方

これができないと,今後の力学は致命傷です!しかし,いたってルールは簡単なのです♪

  1. ① 場の力(特定の空間から受ける力)
     地上にいれば ⇒ 重力 = 質量 \(m\)〔kg〕× 重力加速度 \(g\)〔m/s²〕
  2. ② 接触力(触れているものから受ける力) 張力,抗力,摩擦力,弾性力,etc…

以上の2つを見つけるだけです(他にもあるけど,とりあえずは…)

力の見つけ方の手順 ① まず重力 \(mg\) を物体の中心から真下に描く。② 次に,物体が触れているもの(床・壁・糸・ばね・ほかの物体・手)を1つずつ探し,触れているところから力を描く。触れていないものからは力を受けない(重力を除く)。

例題①

ボールにはたらく力を矢印で示しなさい。

(1) つるされたボール張力重力
(2) 飛んでるボール重力
(3) 床におかれたボール垂直抗力重力
解説

(1)つるされたボール

重力(下向き)と,ボールが触れている糸から受ける張力(糸の向きに上向き)。

(2)飛んでるボール

空中では何にも触れていないので,はたらく力は重力だけ。「進む向きに力がはたらいている」と考えがちだが,投げた手からはもう離れているので,進む向きの力はない(空気の抵抗は考えない)。

(3)床におかれたボール

重力(下向き)と,触れている床から受ける垂直抗力(床に垂直に上向き)。垂直抗力は床とボールが触れている点からはたらく。

例題②

物体 A に はたらく力のみを矢印で示しなさい。ただし,なめらかな面は摩擦を無視でき,あらい面には摩擦力がはたらく。

(1) 物体Bの上に静止BA
(2) つるして静止BA
(3) 斜面を滑り降りるA
(4) 糸をつけて引くA
(5) 糸をつけて引くA
(6) 物体Bを押すBAC
(7) 物体Bを乗せた橋AB
解説

どの問題も「① 重力 → ② 物体Aが触れているもの」の順に探す。物体A以外にはたらく力は描かないことに注意。ここでは矢印を正しく描くことが答えなので,矢印の始点(作用点)と向きに気をつける。

(1)

重力(Aの中心から真下)と,Aが触れている物体Bから受ける垂直抗力(Bとの接触面から上向き)。床とは触れていないので,床からの力はAにははたらかない。

(2)

Aが触れているのは糸だけ。重力(真下)と,糸がAを引く張力(糸の付け根から糸に沿って上向き)。ばねや球Bには触れていないので,それらからの力は直接はたらかない。

(3)

重力(真下)と,斜面から受ける垂直抗力(接触面から斜面に垂直な向き)。なめらかな面なので摩擦力はない。滑り降りているが,「進む向きの力」はない(重力の斜面方向の成分で加速している)。

(4)

重力(真下),床からの垂直抗力(上向き),糸の張力(糸の付け根から糸に沿って人の方へ)。

(5)

(4) の3つに加えて,あらい面なので摩擦力(床との接触面に沿う向き)がはたらく。Aは右へ引かれているので,摩擦力は動きをじゃまする左向き。

(6)

重力(真下),床からの垂直抗力(上向き),Bから押される力(Bとの接触面から右向き),Cから押し返される力(Cとの接触面から左向き)。人はAに触れていないので,人の力は直接はたらかない。

(7)

重力(Aの中心から真下),2本の柱から受ける垂直抗力(柱との接触点から上向き,2本),上に乗ったBから押される力(Bとの接触面から下向き)。Bの重力そのものはBにはたらく力なので,Aには「Bが押す力」として描く。

力のつり合い

物体が 静止(もしくは 等速)⇔ 物体にはたらく力が つりあっている

↳ ベクトルの和 が 0(= 矢印が 一周 する)

ポイント つり合いの式は「上向きの力の合計 = 下向きの力の合計」「右向きの合計 = 左向きの合計」のように,向きごとに分けて立てる。斜めの力は分解してから使う。

例題③

物体Aは静止している。物体Aにはたらく力を矢印で示し,力のつりあいを例に習って示せ。

例ANmg
(1) つりさげて静止ATmg
(2) 床の上で左右から引かれて静止ATTNmg
(3) あらい床面で右に引くけど動かないATfNmg
(4) 天井につられ,さらに右に引かれて静止AT1T2mg
(5) あらい斜面上で静止AmgNf
(6) 天井に2本の糸でつられて静止AT1T2ア+イ
解説

例のように,つり合う力どうしには同じ数の「=」の印をつけて,長さが等しいことを示す。

(1)

張力 \(T\)(上)と重力 \(mg\)(下)がつり合う:\(T = mg\)

(2)

左右の張力がつり合い(左の \(T\) = 右の \(T\)),垂直抗力 \(N\) と重力 \(mg\) がつり合う。

(3)

右に引いても動かないのは,同じ大きさの静止摩擦力 \(f\) が左向きにはたらくから:\(T = f\)。上下は \(N = mg\)。

(4)

斜めの張力 \(T_1\) を水平成分と鉛直成分に分ける。水平成分(左)は右に引く張力 \(T_2\) と,鉛直成分(上)は重力 \(mg\) とつり合う。

(5)

重力 \(mg\) を斜面に平行な成分と垂直な成分に分ける。垂直な成分は垂直抗力 \(N\) と,平行な成分(斜面下向き)は静止摩擦力 \(f\)(斜面上向き)とつり合う。

(6)

2本の張力 \(T_1\),\(T_2\) をそれぞれ分解する。水平成分どうしは左右でつり合い,鉛直成分の和(ア+イ)が重力 \(mg\) とつり合う。

例題④

次の (1)〜(3) の問いに答えよ。ただし,\(\sqrt{2} = 1.41\),\(\sqrt{3} = 1.73\) とし,数値は有効数字2桁で答えること。

(1) 水平な床に置かれた重さ(=重力の大きさ)が 40 N の物体Aの上に重さが 10 N の物体Bが乗って静止している。図中に物体Aにはたらく力を矢印で示し,物体Aが床から受ける垂直抗力の大きさと物体Bから受ける力の大きさを求めよ。

AB50 N10 N40 N
床から受ける垂直抗力50〔N〕
物体Bから受ける力10〔N〕
解説

Aにはたらく力は,重力 40 N(下),Bから押される力(下),床からの垂直抗力(上)の3つ。

Bが静止しているので,Bにはたらく重力 10 N と,AがBを押し上げる力がつり合っている。AがBを押す力とBがAを押す力は作用・反作用で同じ大きさなので,BがAを押す力は 10 N。

Aは静止しているので,上向きの力と下向きの力がつり合う。

\[ N = 40 + 10 = 50 \ \text{N} \]
\[ \begin{aligned} N &= 40 + 10 \\ &= 50 \ \text{N} \end{aligned} \]

(2) 水平面から 30° のあらい斜面上に重さ 120 N の物体Aが静止している。図中に物体Aにはたらく力を矢印で示し,物体Aにはたらく摩擦力の大きさと垂直抗力の大きさを求めよ。

30°A120 sin 30°120 cos 30°120 NNf
摩擦力60〔N〕
垂直抗力\(1.0\times 10^2\)〔N〕
解説

重力 120 N を,斜面に平行な成分 \(120\sin 30^\circ\) と垂直な成分 \(120\cos 30^\circ\) に分解する(斜面の角 30° は,重力と斜面に垂直な向きのなす角と等しい)。

斜面方向:静止摩擦力 \(f\)(斜面上向き)が重力の斜面方向の成分とつり合う。

\[ f = 120\sin 30^\circ = 120\times\frac{1}{2} = 60 \ \text{N} \]
\[ \begin{aligned} f &= 120\sin 30^\circ \\ &= 120\times\frac{1}{2} \\ &= 60 \ \text{N} \end{aligned} \]

斜面に垂直な方向:垂直抗力 \(N\) が重力の垂直な成分とつり合う。

\[ N = 120\cos 30^\circ = 120\times\frac{\sqrt{3}}{2} = 60\times 1.73 = 103.8 \fallingdotseq 1.0\times 10^2 \ \text{N} \]
\[ \begin{aligned} N &= 120\cos 30^\circ \\ &= 120\times\frac{\sqrt{3}}{2} \\ &= 60\times 1.73 \\ &= 103.8 \\ &\fallingdotseq 1.0\times 10^2 \ \text{N} \end{aligned} \]

有効数字2桁なので,103.8 は \(1.0\times 10^2\) と表す(「100」と書くと何桁か分からないため)。

(3) あらい水平面上に重さ 120 N の物体Aがあり,水平面から 30° の方向に 100 N の力で引いたところ物体Aは静止した。図中に物体Aにはたらく力を矢印で示し,物体Aにはたらく摩擦力の大きさと垂直抗力の大きさを求めよ。

A30°100 NNf120 N
摩擦力87〔N〕
垂直抗力70〔N〕
解説

引く力 100 N を,水平成分 \(100\cos 30^\circ\) と鉛直成分 \(100\sin 30^\circ\) に分解する。

水平方向:静止摩擦力 \(f\)(左向き)が引く力の水平成分とつり合う。

\[ f = 100\cos 30^\circ = 100\times\frac{\sqrt{3}}{2} = 50\times 1.73 = 86.5 \fallingdotseq 87 \ \text{N} \]
\[ \begin{aligned} f &= 100\cos 30^\circ \\ &= 100\times\frac{\sqrt{3}}{2} \\ &= 50\times 1.73 \\ &= 86.5 \\ &\fallingdotseq 87 \ \text{N} \end{aligned} \]

鉛直方向:上向きの力(垂直抗力 \(N\) と引く力の鉛直成分)の合計が,下向きの重力 120 N とつり合う。

\[ N + 100\sin 30^\circ = 120 \qquad\Rightarrow\qquad N = 120 - 50 = 70 \ \text{N} \]
\[ \begin{aligned} N + 100\sin 30^\circ &= 120 \\ \Rightarrow\ N &= 120 - 50 \\ &= 70 \ \text{N} \end{aligned} \]

注意 斜め上に引くと物体が少し持ち上げられるので,垂直抗力は重さ 120 N より小さくなる。

練習問題①

物体 A に はたらく力のみを矢印で示しなさい。ただし,なめらかな面は摩擦を無視でき,あらい面には摩擦力がはたらく。

(1) 振り子でブラブラA
(2) 斜面で静止A
(3) 伸びたばねにつながれるA
(4) 物体BをトンカチでカコンBA
(5) もたれかけて静止A
(6) くるんと回るA
(7) 縮んだばねにつながれ静止A
(8) よっこいしょA
(9) 絶妙なバランスで静止A
(10) 物体BをトンカチでカコンBA
(11) 物体BをトンカチでカコンBAC
(12) 台Aの上を物体Bが滑り降りるAB
解説

どれも「重力 → 触れているもの」の順に探す。摩擦力はあらい面と触れているところだけ,向きは「すべろうとする向き(相手に対して動こうとする向き)と逆」。

(1)

重力(真下)と,糸の張力(糸の付け根から糸に沿って支点の方へ)だけ。揺れている向きの力はない。

(2)

重力(真下),垂直抗力(接触面から斜面に垂直),静止摩擦力(すべり落ちないように接触面に沿って斜面上向き)。

(3)

重力,垂直抗力,ばねの力(伸びたばねは縮もうとするので,Aを壁の方=左へ引く)。なめらかな面なので摩擦はない。

(4)

Aが触れているのはBの上面だけで,そこはなめらか。重力と垂直抗力の2つだけ。Bが急に動いても,摩擦がないのでAには横向きの力ははたらかない。

(5)

重力(板の中心から真下),上端は段の角(なめらか)から受ける板に垂直な力,下端はあらい床から受ける垂直抗力(上向き)と摩擦力。下端は壁から離れる向き(右)にすべろうとするので,摩擦力は左向き。

(6)

重力(真下)と,面から受ける垂直抗力(面に垂直=円の中心の向き)。なめらかなので摩擦はない。進む向きの力はない。

(7)

重力,垂直抗力,ばねの力(縮んだばねは伸びようとするので,Aを右へ押す),静止摩擦力(ばねに押されても動かないように左向き)。

(8)

重力,糸の張力(板の右端の付け根から糸に沿って右上),左端で床から受ける垂直抗力(上向き)と摩擦力。糸に引かれて左端は右へすべろうとするので,摩擦力は左向き。

(9)

重力,糸の張力(棒の右端から糸に沿って左上),左端で壁から受ける垂直抗力(壁に垂直に右向き)と摩擦力。左端はずり落ちようとするので,摩擦力は上向き。

(10)

(4) と同じ状況だが,Bの上面があらい。Bが右へ動くと,Aの底はBに引きずられるので,Aには右向きの摩擦力がはたらく。ほかに重力と垂直抗力。

(11)

Aは上のCと下のBの両方に触れている(どちらもあらい面)。重力,Bから受ける垂直抗力(上向き),Cから押される力(下向き),そして2つの摩擦力。Bは左へはじき出されるので,Bからの摩擦力はAを左へ引きずる向き。AはCに対して左へ動こうとするので,Cからの摩擦力は右向き。

(12)

台Aには,重力,床からの垂直抗力,Bから押される力(斜面に垂直にAを押す向き),床からの静止摩擦力。Bに押されてAは左へ動こうとするので,摩擦力は右向き。斜面はなめらかなので,BとAの間に摩擦はない。

練習問題②

糸1と糸2の2本の糸をつけ,質量 \(m\) の物体Aを静止させた。重力加速度の大きさを \(g\) とする。物体Aにはたらく力を矢印で示し,以下の (1)・(2) の場合について,それぞれ,糸1と糸2の張力の大きさを答えよ。

(1)60°AT1T2mg
(2)45°30°AT1T2mg
解説

糸1の張力を \(T_1\),糸2の張力を \(T_2\) とする。斜めの張力を水平成分と鉛直成分に分け,「左右」「上下」でつり合いの式を立てる。

(1)

糸1は鉛直から 60° 傾いているので,水平成分は \(T_1\sin 60^\circ\),鉛直成分は \(T_1\cos 60^\circ\)。糸2は水平。

左右\(T_1\sin 60^\circ = T_2 \quad\cdots ①\) 上下\(T_1\cos 60^\circ = mg \quad\cdots ②\)

②より \(\dfrac{1}{2}T_1 = mg\),よって \(T_1 = 2mg\)。これを①に代入すると

\[ T_2 = 2mg\times\frac{\sqrt{3}}{2} = \sqrt{3}\,mg \]
\[ \begin{aligned} T_2 &= 2mg\times\frac{\sqrt{3}}{2} \\ &= \sqrt{3}\,mg \end{aligned} \]

(2)

糸1は鉛直から 45°,糸2は天井(水平)から 30° 傾いている。糸2の水平成分は \(T_2\cos 30^\circ\),鉛直成分は \(T_2\sin 30^\circ\)。

左右\(T_1\sin 45^\circ = T_2\cos 30^\circ \quad\cdots ①\) 上下\(T_1\cos 45^\circ + T_2\sin 30^\circ = mg \quad\cdots ②\)

①より \(\dfrac{\sqrt{2}}{2}T_1 = \dfrac{\sqrt{3}}{2}T_2\)(③)。\(\sin 45^\circ = \cos 45^\circ\) なので,②の \(\dfrac{\sqrt{2}}{2}T_1\) を③で置きかえられる。

\[ \frac{\sqrt{3}}{2}T_2 + \frac{1}{2}T_2 = mg \qquad\Rightarrow\qquad T_2 = \frac{2}{\sqrt{3}+1}mg = (\sqrt{3}-1)mg \]
\[ \begin{aligned} \frac{\sqrt{3}}{2}T_2 + \frac{1}{2}T_2 &= mg \\ \Rightarrow\ T_2 &= \frac{2}{\sqrt{3}+1}mg \\ &= (\sqrt{3}-1)mg \end{aligned} \]

(分母の有理化:\(\dfrac{2}{\sqrt{3}+1}\times\dfrac{\sqrt{3}-1}{\sqrt{3}-1} = \dfrac{2(\sqrt{3}-1)}{2}\))。③に代入して

\[ T_1 = \frac{\sqrt{3}}{\sqrt{2}}T_2 = \frac{\sqrt{6}}{2}(\sqrt{3}-1)mg \]
\[ \begin{aligned} T_1 &= \frac{\sqrt{3}}{\sqrt{2}}T_2 \\ &= \frac{\sqrt{6}}{2}(\sqrt{3}-1)mg \end{aligned} \]
(1) 糸1\(2mg\)
(1) 糸2\(\sqrt{3}\,mg\)
(2) 糸1\(\dfrac{\sqrt{6}(\sqrt{3}-1)}{2}mg\)
(2) 糸2\((\sqrt{3}-1)mg\)

練習問題③

図のように,傾き \(\theta\) のなめらかな斜面をもつ三角形の台が,水平面に固定されている。一端を天井に固定した軽い糸で,質量 \(m\) の物体が斜め上方に引っ張られ,斜面上で静止している。糸と鉛直方向のなす角は \(\alpha\) である。\(0 < \theta < 90^\circ\),\(0 < \theta + \alpha < 90^\circ\) とし,重力加速度の大きさを \(g\) とする。糸の張力の大きさと,物体が斜面から受ける垂直抗力の大きさをそれぞれ答えよ。

θmαmgNT
解説

物体にはたらく力は,重力 \(mg\),糸の張力 \(T\)(鉛直から \(\alpha\) 右に傾く),垂直抗力 \(N\)(斜面に垂直=鉛直から \(\theta\) 左に傾く)の3つ。力がつり合っているので,3つの力のベクトルの和が 0,つまり矢印をつなぐと一周して閉じた三角形になる。

mgTNαθ180°−(θ+α)

この三角形の角は,\(mg\) と \(N\) の間が \(\theta\),\(mg\) と \(T\) の間が \(\alpha\),残りが \(180^\circ - (\theta + \alpha)\)。正弦定理(辺 ÷ 向かいの角の sin が等しい)を使うと

\[ \frac{mg}{\sin\{180^\circ - (\theta+\alpha)\}} = \frac{N}{\sin\alpha} = \frac{T}{\sin\theta} \]
\[ \begin{aligned} \frac{mg}{\sin\{180^\circ - (\theta+\alpha)\}} &= \frac{N}{\sin\alpha} \\ &= \frac{T}{\sin\theta} \end{aligned} \]

\(\sin\{180^\circ - (\theta+\alpha)\} = \sin(\theta+\alpha)\) なので

\[ T = \frac{mg\sin\theta}{\sin(\theta+\alpha)}, \qquad N = \frac{mg\sin\alpha}{\sin(\theta+\alpha)} \]
\[ \begin{aligned} T &= \frac{mg\sin\theta}{\sin(\theta+\alpha)} \\ N &= \frac{mg\sin\alpha}{\sin(\theta+\alpha)} \end{aligned} \]

別解(成分で解く) 水平方向:\(T\sin\alpha = N\sin\theta\),鉛直方向:\(T\cos\alpha + N\cos\theta = mg\)。1つ目から \(N = \dfrac{T\sin\alpha}{\sin\theta}\) を2つ目に代入すると \(T\cdot\dfrac{\sin\theta\cos\alpha + \cos\theta\sin\alpha}{\sin\theta} = mg\)。加法定理 \(\sin(\theta+\alpha) = \sin\theta\cos\alpha + \cos\theta\sin\alpha\) を使えば同じ答えになる。

糸の張力\(\dfrac{mg\sin\theta}{\sin(\theta+\alpha)}\)
垂直抗力\(\dfrac{mg\sin\alpha}{\sin(\theta+\alpha)}\)